おさんぽEV とれ蔵(トレゾウ)は、子供からお年寄りまで誰でも簡単に公道(歩道)を 最高速度6km/hで走行できる電動カートです。
免許は必要ありません。
普段のお出かけや買い物に便利なほか、大地震発生後の津波からの避難等の緊急時・災害時にも、脚の不自由な高齢者が1人で安全・簡単・迅速に避難することができます。
特長
1.ここが安全
ハンドルまわりがすっきりとしたデザインで、前カゴや前方カバーがないので前輪付近がよく見え、道路の状況を確認しながら安全に運転できます。
フロントにスイングアームサスペンションを採用し、直進安定性と段差乗越え時の安定性が向上しており、安全に楽に運転できます。
2.ここが安心
災害発生時に、足の不自由な方でも最高速度6km/h(1分間に100m)で安全・簡単・迅速に避難することができます。
避難の最中は避難者が集中し、混雑・混乱が予想されます。避難ブザーボタンを押すと前進間に断続的にブザー音を発して、自車位置を周囲に知らせながら安全に走行できます。
付属のプラスチックカゴに非常用携行品(食料・水・着替え・ライト等)を常備しておけば、地震発生直後にカゴごと積載して速やかに避難を開始できます。
3.ここが便利
座席下に容量20Lの買い物カゴを収納できるので、2Lのペットボトルも楽に運べてお買い物に便利です。付属のプラスチックカゴで畑で採れた野菜なども運ぶことができます。
アクセルレバーが左右についており、左右どちらの手でも前進・バックが可能です。手全体でしっかりと握ることができるので、握力の弱い女性でも楽に運転できます。
4.ここが丈夫
車体カバーは日本製で、日本のメーカーの機能型ハードコーティング剤で塗装しており、防汚性・耐摩耗性・耐UV性に優れています。
車体は共同開発を行った台湾の老舗電動カートメーカーで製造しており、ノウハウを生かして出荷前に落下試験・ダブルドラム試験を行い強度品質を確認しています。
乗り方
運転は簡単です。左右どちらかのアクセルレバーを握るだけ。アクセルレバーを離すと自動で電磁ブレーキがかかります。スピード調整は手前のツマミで行います。バックするときは中央のスイッチをバックに入れ、前進と同じくレバーを握ってバックします。
充電は家庭用の100ボルトコンセントから、付属の専用充電器を使って充電します。充電時間はカラの状態から約6時間です。
諸元
商品名 | おさんぽ EV とれ蔵 (オサンポイーブイ トレゾウ) |
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型式 | TZ1 |
寸法 | 全長 1,120 x 全幅 500 x 全高 910 mm |
本体重量 | 45kg |
最高速度 | 前進6km/h 後進2km/h |
モーター出力 | 270W |
最大登坂角度 | 10度 |
回転半径 | 1.1m |
走行距離 | 約12km |
充電機 | 100~240V入力 24V/2A出力 |
充電時間 | 約6時間 |
バッテリー | 鉛バッテリー12V12Ah x 2個 |
タイヤ | 210mm パンクレスタイヤ |
シート | 直径35cm |
最大積載量 | 100kg (乗員含む) |
ボディーカラー
バニラホワイト
ラテブラウン
ミントブルー
バナナイエロー
車体カバーと座席フレームを異なる色でオーダーいただくことも可能です。詳しくはお問い合わせください。
付属品
カゴ(ラタンカゴ×1、プラスチックカゴ×2)
充電器・整備用工具
よくあるご質問
- だれでも乗れるの?
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電動カートはどなたでも運転できます。
電動カートはいわゆる「電動車いす」であり、道路交通法において 「身体障害者用の車いす」として規定されており、基準に適合する電動車いすの利用者は歩行者として扱われます。
道路交通法
(定義)
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
・・・(中略)・・・
3 この法律の規定の適用については、次に掲げる者は、歩行者とする。
一 身体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者
この項において「身体障害者用の車いすを通行させている者」(=電動カートを運転している人)を歩行者とすることを規定しています。
- 免許はいらないの?
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電動カートの運転のために免許は必要ありません。
一般の歩行者が道を歩く為の免許が必要ないのと同じです。
- 公道を走れるの?
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電動カートは公道を走行できます。
ただし道路交通法によって電動カートは「歩行者」と規定されているので、歩道を走行しなければなりません。 また、電動カートは「身体障害者用の車いす」の中でも「原動機を用いるもの」に該当するため、内閣府令で定める基準に従った構造でなければなりません。
道路交通法施行規則
(原動機を用いる身体障害者用の車いすの基準)
道路交通法施行令 (昭和三十五年政令第二百七十号。以下「令」という。)
第一条
一 車体の大きさは、 次に掲げる長さ、 幅及び高さを超えないこと。
イ 長さ百二十センチメートル
ロ 幅七十センチメートル
ハ 高さ百九センチメートル
二 車体の構造は、 次に掲げるものであること。
イ 原動機として、電動機を用いること。
ロ 六キロメートル毎時を超える速度を出すことができないこと。
ハ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。
ニ 歩行補助車等を通行させている者が当該車から離れた場合には、原動機が停止すること。
この項において「原動機を用いる身体障害者用の車いす」(=電動カート)の基準が規定されており、車体の大きさや最高速度などが定められています。
- 危なくないの?
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交通ルールを守って正しく運転すれば、電動カートは危険ではありません。
自転車やバイクは2輪で不安定であり、また「車両」に区分されるため車道走行が原則なので、高齢者にとって安全な乗り物とはいえません。
電動カートは4輪で安定しており、速度も遅く、歩道しか走行できないため、高齢者にとって自転車やバイクよりも安全な乗り物であるといえます。
十数年前に、電動カートで走行中の高齢者が踏切を横断中に溝にタイヤを取られ、動けなくなって電車にひかれて亡くなる事故が発生し、社会問題となったため「電動カートは危険」という印象を持つ方が少なくありません。残念ながら現在でも電動カートで危険な場所を走行して事故にあう高齢者がいらっしゃるため、これが全国ネットで報道されることで「危険な乗り物」というイメージを持たれることが原因のようです。平成24年度の警察庁の資料によると、平成24年の電動車いすの交通事故数は215件、内死亡事故7件(財団法人 日本交通管理技術協会「電動車いすの安全利用に関するマニュアル」より)で、一方同年の自転車交通事故の内65歳以上の高齢者は2万2873件、死者数は364人(警察庁交通局「平成24年中の交通事故の発生状況」より)で、自転車事故数の方が大幅に多いのです。
これは自転車の事故で65歳以上の高齢者が毎日亡くなっているということであり、見方を変えると、あまりにも自転車事故で亡くなる高齢者が多い為、ニュース性がなくなって全国ネットでは報道されず、その危険性が一般に認知されていないということなのです。
- 運転はむずかしいの?
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電動カートの運転は簡単です。
キーをまわして電源を入れ、前進スイッチを前に倒し、ハンドルのアクセルレバーを握るだけです。ブレーキはアクセルレバーを離すと自動で電磁ブレーキがかかります。
とれ蔵のアクセルレバーは手のひら全体でしっかりと握ることができ、握力の弱い高齢者でも楽に運転することができます。また右手が疲れたら左手に持ち替えて運転することもできます。現在販売されている電動カートの中には、右手の親指1本でアクセルレバーを握って前進するタイプも流通していますが、指1本で握るため一見簡単そうに見えますが、10分も運転すると指が疲れてしまいます。これでは運転が大変ですね。
- 充電はどうするの?
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家庭用の100Vコンセントから充電アダプターを介して充電できます。
充電アダプターについているコネクターをハンドル基部の充電口に差し込むと、自動で充電が始まり、満充電になると自動で終了します。充電口が高い位置にあるため、かがみ込まなくいいので楽に充電できます。充電時間は最大約6時間です。
- どのくらい走れるの?
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約12km程度走行可能です。
運転する道路状況、運転の仕方、積載する荷物の量によって走行距離は変わります。
- スピードは速いの?
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前進間の最高速度は6km/h、バックは2km/hです。
ハンドル部の速度調整ツマミで速度を調整できます。
- 荷物は積めるの?
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座席下に容量20リットルの買物カゴを搭載できます。
買い物など荷物の多いときのお出かけに便利です。付属のプラスチックカゴには畑で採れた野菜なども入れて運ぶことができます。最大積載量は運転者の体重も含めて最大100kgです。
- 坂道は登れるの?
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登坂角度は最大10度の坂道まで登れます。
- 災害避難に使えるの?
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とれ蔵は津波等の災害時に、足の不自由な高齢者が安全・簡単・迅速に避難できるように設計されています。
付属のプラスチックカゴに非常用品(水・食料、着替え、ライト等)を入れて玄関近くに準備しておけば、災害発生時に貴重品を持ってカゴを搭載して直ちに避難を開始できます。また避難の最中は混雑・混乱が予想されますが、避難ブザーボタンを押すことによって避難の最中に断続的に警告音を発し、周囲に自車の位置を知らせながら安全に避難できます。また災害発生後の断水等の事態においても、重い水タンクを積んで楽に移動することができます。
- 中国製なの?
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日本製です。
ベースとなるシャシーは、みちのくトレードと車体を共同開発した台湾の老舗電動カートメーカーで製造し輸入されています。これに国内の工場に委託して製造されたボディーカバーやシートフレームを組み込んで車体を組立て、お客様にお届けいたします。車体に不具合が見つかったときや改善が必要なときも、迅速に対応が可能です。
- 保証はどうなっているの?
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電動カート本体は納車後1年間、バッテリーは半年間の保証です。
お問合せ
info@michinokutrade.jp までメールでお問い合わせください。