※納期は2~4週間です
セルバランサーはBMS(バッテリーマネジメントシステム)のセルバランス機能のみを持つデバイスです。高価なBMSを使用することなく、2セル以上の直列バッテリーパックにおいて各セル電圧のバランスを常時 (充電間・放電間・静置間)維持し、セルの過充電・過放電を防いで耐久性を向上しより長期間の使用が可能になります。4セル用と8セル用の2タイプがあり、8セル以上は複数のセルバランサーを接続することにより連携してバランスを維持します。
*1バッテリーパック全体の上限電圧・下限電圧は接続する充放電機器により管理します
*2バッテリーセルの並列接続には対応していません
*3セルバランサーは充電器や放電機器とは接続せず、独立してバランス機能を行います

バランス電流値:6A
消費電力:<200mW
動作電圧: 1.2 ~ 5V アクティブセルバランス
40~1000Ah対応
動作温度: -10~+50℃
サイズ 高さ 20 x 横幅 150 x 長さ 75 (mm)
重さ 300g
セルバランサーはBMS(バッテリーマネジメントシステム)のセルバランス機能のみを持つデバイスです。高価なBMSを使用することなく、2セル以上の直列バッテリーパックにおいて各セル電圧のバランスを常時 (充電間・放電間・静置間)維持し、セルの過充電・過放電を防いで耐久性を向上しより長期間の使用が可能になります。4セル用と8セル用の2タイプがあり、8セル以上は複数のセルバランサーを接続することにより連携してバランスを維持します。
*1バッテリーパック全体の上限電圧・下限電圧は接続する充放電機器により管理します
*2バッテリーセルの並列接続には対応していません
*3セルバランサーは充電器や放電機器とは接続せず、独立してバランス機能を行います

バランス電流値:6A
消費電力:<200mW
動作電圧: 1.2 ~ 5V アクティブセルバランス
40~1000Ah対応
動作温度: -10~+50℃
サイズ 高さ 20 x 横幅 150 x 長さ 75 (mm)
重さ 300g
パッシブセルバランス方式の場合、充電間に基準値以上の電圧に達したセルの電力を熱として放出してバランスをとる方式のため、電力のロスが発生するとともに充電間しかバランスを行いません。このため放電の末期にはセルバランスが大きく崩れて過放電をおこす危険性があります。さらにこれを並列接続するとバランスはさらに大きく崩れるため、放電のかなり早い段階で一部のセルが過放電して劣化し始める危険性があります。(このような状況を分かりにくくするためにわざわざバッテリーパックをケースに梱包して、セル電圧を計測しにくくして販売している販社もあります)



*本テストでは残電力量・劣化度の異なる4つのセルを組み合わせて1パックとしておりますが、通常はこのような形では使用しません。セルバランス状況を分かりやすく呈示するためあえてこのような組み合わせをしています。

劣化はしていないもののほぼ満充電状態のNo.1セルは充電開始後なだらかに電圧が上昇していますが、同じく劣化していないものの残電力量もあまり残っていないNo.2セルは短時間での充電ではあまり電圧が上昇しません。その後No.1セルの電圧が上昇し続け、4つのセルの合計電圧が14.6Vに達した段階で充電が終了します。(充電時間が短かったためNo.2セルは満充電に至っていません)

ここまでセルバランサーのメリットをご紹介してきましたが、本音をいいますと「10セル以下のバッテリーパックには必ずしもセルバランサーは必要ない」というのが弊社の考えです。実際に使用するとわかることですが、直列接続されたバッテリーパックは通常の使用では電圧バランスが崩れることはほとんどありません。電圧バランスが崩れるのは充電時・放電時の電圧管理が悪く過充電・過放電状態になったとき、またはコネクターと端子ボルトでバッテリーパックを作る際に接続の仕方が悪くて接触抵抗が生まれる場合ぐらいです。こうしたトラブルは、バッテリーパックを使用開始後数回のみ、テスターで電圧をしっかりと測り、特に充電末期・放電末期は急激に電圧が上昇・下降するので過充電・過放電にならないように確認することによって防止することができます。数回の確認で問題なければ、あとは時々確認してやれば十分です。10セル程度であればテスターでも計測できますし、これはセルバランサーがあっても必要な処置です。
それではなぜ4セル用/8セル用のセルバランサーを販売しているのかというと、「お客様のご要望により」ということです。お客様もいろいろ勉強されていて、BMSやセルバランサーがついていなくて本当に大丈夫?と疑問をもたれます。こうした疑問・不安にお応えするために取り扱いを始めました。もちろんセルバランサーがあればセルバランスが維持されますのでより良い状態でご使用いただけますが、重要なことは、バッテリーの使用にあたっては電圧管理が重要であり、テスターでセル電圧をよく確認し過充電・過放電にならないように注意することです。これはセルバランサーがあってもなくても必要です。